大きなリュックを背負って歩く人々。
彼らは巡礼者(Peregrinos)。
リュックについているホタテ貝は、聖人・ヤコブの象徴。
目指すは、サンティアゴ大聖堂。
聖人・ヤコブがここに埋葬されたと信じられている。
Camino de Santiago
巡礼の道は、北スペイン、東西900km。
毎年20万人以上の巡礼者たちが、この長く険しい道のりを何日間もかけて歩き通す。
たいていの巡礼者は早朝から午前中を歩き、昼ごろ宿にはいる。
巡礼者の宿は通称、アルベルゲ(Albergue)と呼ばれており、巡礼者ならば素泊まり一泊、8ユーロ(1,000円以下)で提供されている。ただし一泊が原則、より多くの巡礼者が利用できるようにである。
「アルベルゲ(巡礼宿)に泊まるためには、かならず巡礼手帳が必要ですよ。スタンプを押してもらうんです」
宿の管理人は言う。
「巡礼の旅では多くの出会いがあるわ。一人で旅をはじめる人が多いけど、道ずれ、友だちになったりグルーぷになったり。世界中の人たちと仲間になれるのよ」
¡Buen Camino!
よい巡礼の旅を!
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