韓国、パク・クネ大統領の疑惑に、韓国国民は怒り心頭。
3週連続で支持率が「5%」という異常事態。
その背景には、貧富の格差があるという。
集中する富 |
先進国のなかでも、韓国の格差は大きい。
所得の上位10%が稼ぐ所得は、国民全体の所得の29%(1995)から45%(2013)へと拡大。つまりこの20年で、金持ちだけがより金持ちになっている。
極端なまでの「学歴社会」は、勝ち組と負け組の明暗を濃くする一方。若者の失業率は「8.5%」と高い。地縁血縁が優先される「コネ社会」のために、能力があっても良い就職にありつけるとは限らない。
持てざる者らの悲哀 |
韓国の若者のあいだで流行っている言葉が、韓国社会の現状をうまく言い当てている。
「7放世代」
人生に大切な7つのこと、恋愛・結婚・出産・マイホーム・人間関係・夢・希望、これらを全て放棄せざるをえない世代、という意味。
「金のさじ」
「金のスプーン」をくわえて生まれてきたかどうか。すなわち、お金持ちの家に生まれたかどうかで、その後の人生がほぼ決まってしまう。
どんなに努力しても豊かになれない。
そんな絶望に、韓国国民の怒りは一触即発である。
出典:NHK時論公論
「韓国パク大統領疑惑と国民の怒り」
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