東京都立中央図書館『安土城下之図』 |
「これはヨーロッパで出版された本の挿絵。安土城と城下の様子が描かれています」
「城下町の上の方に、家臣たちの屋敷があり、隔絶された山頂に天守がそびえています。信長が安土城で示そうとした上下関係がよくわかります」
千田嘉博
「信長はまさに自分を頂点にして、家臣たちを序列をつけてお城の中に並べさせる。そんなことを強く意識して、この安土城ではそれを徹底的に実現したと思うんですね」
安土城、中心部の図 |
ウィンゲ模写の「安土城」 |
「これは、狩野永徳が安土城を描いた『安土図屏風』を模写したといわれる挿し絵です」
安土城天守「信長の館」内部 |
『安土城天主 信長の館』では1992年「スペイン・セビリア万国博覧会」の日本館のメイン展示として安土城天主の最上部5階6階部分が原寸大にて復元されておりました。
万博終了後、その「天主」を安土町が譲り受け解体移築し新たに追加復元された部分を含め、保存・展示しております。
安土城天守、5階・6階部分の復元(原寸大) |
「天守は、金箔を貼った金色の瓦を屋根に用いていたと考えられています」
城の完成からわずか3年後、織田信長は本能寺の業火に焼かれる。
そして安土城もまた、信長の後を追うように原因不明の失火から消失。その姿は「幻」と化してしまった。
出典:NHK趣味どきっ「お城へ行こう!」
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