9月27日、木星の衛星エウロパに関するNASAの重大発表がありました。
エウロパは直径約3,200km、月よりもやや小さく、表面が氷でおおわれた天体です。そのエウロパで、なんと「水蒸気らしき物質」が吹き出しているというのです。
その現象を観測したウィリアム・スパークス博士。エウロパに注目したのは、まさに地球外生命を探すためでした。
ウィリアム・スパークス博士
「生命体を探すために、はるか遠くの天体を観測する必要はありません。わたしたちは太陽系のなかに、その天体を見つけたのです。それがエウロパです」
地下に海があるならば、地球の間欠泉のように、地表のどこかに水の噴き出す場所があるはずだ。ハッブル宇宙望遠鏡で徹底調査をおこなうことにしました。2013年から1年3ヶ月のあいだ10回にわたり観測。
その結果、なんと3回の観測でついに噴き上がる影をとらえました。水蒸気らしきものが200kmもの高さに噴き上がっていたのです。
木星の衛星エウロパから噴き出る「水蒸気らしきもの」 |
ウィリアム・スパークス博士
「氷を掘らずに、直接水を採取できるかもしれません。そうすれば、生物がいる証拠を探すのは、ずいぶん簡単なことになります。だから、この発見はスゴイのです」
エウロパに地球外生命はいるのか? |
エウロパに生命はいるのか?
今後の探査に期待がかかっています。
出典:NHK サイエンスZERO
「木星最接近!探査機ジュノーの最新報告!」
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