2016年11月9日水曜日

衛星エウロパの「水」




9月27日、木星の衛星エウロパに関するNASAの重大発表がありました。

エウロパは直径約3,200km、月よりもやや小さく、表面が氷でおおわれた天体です。そのエウロパで、なんと「水蒸気らしき物質」が吹き出しているというのです。

その現象を観測したウィリアム・スパークス博士。エウロパに注目したのは、まさに地球外生命を探すためでした。







ウィリアム・スパークス博士
「生命体を探すために、はるか遠くの天体を観測する必要はありません。わたしたちは太陽系のなかに、その天体を見つけたのです。それがエウロパです」

地下に海があるならば、地球の間欠泉のように、地表のどこかに水の噴き出す場所があるはずだ。ハッブル宇宙望遠鏡で徹底調査をおこなうことにしました。2013年から1年3ヶ月のあいだ10回にわたり観測。

その結果、なんと3回の観測でついに噴き上がる影をとらえました。水蒸気らしきものが200kmもの高さに噴き上がっていたのです。



木星の衛星エウロパから噴き出る「水蒸気らしきもの」




ウィリアム・スパークス博士
「氷を掘らずに、直接水を採取できるかもしれません。そうすれば、生物がいる証拠を探すのは、ずいぶん簡単なことになります。だから、この発見はスゴイのです」



エウロパに地球外生命はいるのか?



エウロパに生命はいるのか?

今後の探査に期待がかかっています。






出典:NHK サイエンスZERO
「木星最接近!探査機ジュノーの最新報告!」


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