2012年9月20日木曜日

宇宙の育つ過程で増えていった元素


ビッグバンから始まった宇宙には、もともと「水素」とわずかの「ヘリウム」しか存在しなった。

それが恒星という元素の製造工場が、核融合によって「鉄」までの元素を作り出した。そして、それらが超新星爆発を起こして死ぬ時に、鉄よりも重い元素が生み出され、それが宇宙にバラ撒かれることによって、多様な物質世界が生まれたのだ。

超新星爆発の産物に、「ウラン」という鉱物もあるが、われわれはそのウランを核融合とは全く逆の「核分裂」させることによって、エネルギーを取り出しているのである。





出典:日経サイエンス 2011年 12月号
「宇宙を読む」

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